2025年  「エヌティー賞」のご紹介です。

「濃黒切り絵展」は、切り絵専用の「濃黒切り絵用紙」（KAWACHI画材）で制作した切り絵作品が集まる展覧会です。出展者は切り絵作家として活躍されている方もいれば、初めて切り絵の展覧会に参加する方もおられ、プロ・アマ問わず全国から集まります。当社はこの「濃黒切り絵展」に協賛すると共に、協賛企業賞「エヌティー賞」の受賞者を選定いたしましたのでご紹介いたします。

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紫雲様は、数理学で博士号を取得されており、その作品には「完成された数学の絶対性」と、「手作業による不完全さ」が巧みに融合されています。「数学の美しさを、切り絵でより身近に伝えたい」という情熱をもって制作されています。
選出理由として、まず、目を奪われるほどの細かな技術と、切り絵として極めて高い完成度に、深く感動いたしました。さらに、幾何学的な図案の緻密さは、これまでの切り絵にはない独特で知的な世界観を確立していました。その芸術性の高さと、専門分野である「数学」というテーマをアートへと見事に昇華させた点に深く感銘を受け、今回、エヌティー賞として選出いたしました。